【栄養士の料理】好き嫌い克服レシピ「ピーマン」+ワザありおやつ
公開 2018/12/04
みぃすけ
越谷市在住。栄養士。香川栄養専門学校卒業後、食事委託会社に就職し、特別養護老人ホーム・産婦人科・病院で経験を重ねる。その後転職し、私立一貫校の学生食堂で責任者として栄養・調理業務の他、給食管理業務も行う。現在は1児の母。
記事一覧へ縦方向の千切りでピーマンの苦味を緩和
独特の青臭さと苦みが苦手の原因。
何をしても見つけ出すという、ある意味素晴らしい才能を発揮する娘。
もうそれなら、隠さずにそのまま食べてもらうことにしました。
じっくりと炒めて煮ることにより、だいぶ緩和されます。
味がしっかりとしているので、白いご飯にぴったりです。
冷めてもおいしいので、お弁当にもお勧め。
●ピーマンの佃煮
《材料》作りやすい分量 |
ピーマン …… 5個 |
ニンジン …… 1本 |
オイルツナ缶 …… 1缶 |
▲砂糖 …… 大さじ2と1/2 |
▲酒 …… 大さじ2 |
▲みりん …… 大さじ2 |
▲酢 …… 大さじ2 |
めんつゆ…… 大さじ3~4 |
かつお節 …… 小袋1袋 |
ごま油 …… 少々 |
《作り方》
(1) 野菜は全て千切りにする。
ピーマンは縦方向の繊維にそって切ることにより苦みが和らぐ。
(2) 熱したフライパンにツナ缶をオイルごと全て入れる。
次に、野菜類を全て入れ弱火でじっくりじっくり炒める。
(3) だいぶしんなりとしてきたら、▲を加え蓋を5分程蒸し焼きにする。
(4) くたくたになってきたら、めんつゆを加え中火で軽く水分が飛ぶまで炒める。
(5) 最後にごま油を回しかけ、鰹節をまぶしたら完成。
これは、ゴーヤで作ってもおいしいです。
ゴーヤで作る場合の下ごしらえは、ゴーヤを半分に切り、わたと種を取り除きます。
5mm位にスライスし、塩もみをした後、熱湯でさっとゆでると苦みが和らぎ、食べやすくなりますよ。
野菜パウダーを使ってワザありおやつ!
ジャンキーな食べ物に、少し気が引けるというときに、衣に一工夫
味もそんなに気になりません。
おやつにぴったりですよ!
●アメリカンドッグ
《材料》作りやすい分量 |
おさかなソーセージ …… 2本 |
▲ホットケーキミックス …… 100g |
▲ほうれん草パウダー …… 7g |
牛乳 …… 80~100ml |
揚げ油 …… 適量 |
《作り方》
(1) おさかなソーセージは3cm程の厚さに切る。
揚げ鍋に油を入れ、170℃に温めておく。
(2) 小さめボウルに▲を入れ、泡だて器でよく混ぜ合わせたら牛乳を加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
(3) (2)に切ったソーセージを入れ、衣をたっぷり絡ませ油で良く揚げる。
野菜パウダーは万能です。
思い立った時に何にでも入れられ、とても重宝しています。
他にもいろいろと種類があるので、ぜひともお店で探してみてください。
わが家は他に、かほちゃとレンコンも常備しています。
クッキーやケーキ、パンの生地に使用できて便利ですよ。
好き嫌い克服は雰囲気作りも大切!
子どもは、雰囲気で食べたり食べなかったりがよくあります。
みなさんもすでにご存じかもしれませんが、わが家で実際に実践し成功した例をあげると、
・食パンも四角いままでは食べないけど、うさぎ型にくり抜くと食べてくれる。
・さらにそれを一緒に作ったら、なおさら喜んでくれる!
・いつもは大皿盛りの料理をワンプレートや個々に盛り付けてあげると、「お店みたい!」とパクパク。
・お皿ではなく、お弁当箱に詰めてみる。
・ピクニックのようにお庭で食事したり、家の中でテントを広げキャンプ気分を出したり…。
などなど。
ママは大変ですが、食べてくれた時の嬉しさもひとしおです!
私は小さいころ、主菜が焼き魚だと嫌で嫌で仕方がなかった記憶があります。
大皿に盛り付けられた、大ぶりな焼き魚をみんなで食べるスタイルで、骨があるし、食べにくいしで、食べられないわけではないですが食わず嫌いでした。
しかしある日の夕食時、小ぶりな魚を個々で盛り付けてくれたことがあり、幼心に「これは自分専用のお魚!」とすごくうれしかったのを覚えています。
同じ魚でもちろん骨もあります。
でも、きれいに完食しました。
実体験から言いますが、「自分専用」というのがうれしいのですよね。
料理は、目で見て楽しむものでもあります。
子ども好みの器にしたり、くり抜いたり…洗い物などママの負担は増えますが(汗)。
その子の好みに合わせて、少しずつ試すのもいいかもしれません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。