【メッツァビレッジ】飯能で北欧文化に触れる 上質な雑貨、フード…etcが満載

飯能市の宮沢湖のほとりに2018年11月9日にオープンした北欧のライフスタイルが体験できる複合施設「メッツァビレッジ」。

オープン2日目で来場者1万人を突破、2019年3月には敷地内にムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」のオープンも控えている注目度ナンバーワンのスポットです。

そんなオープンほやほやの「メッツァビレッジ」に早速遊びに行ってきました!

■「Metsa(メッツァ)」とは?

23.6万㎡(水面含まず)の敷地に、公園機能を備えた無料ゾーン「メッツァビレッジ」(2018年11月9日オープン)と、有料ゾーン「ムーミンバレーパーク」(2019年3月16日オープン予定)を展開。

「本質的なこころの豊かさの発見」をコンセプトに掲げ、「体験型」のテーマパークを目指しています。

「メッツァ」とは、フィンランド語で森の意味。

 

 

公開 2018/11/16(最終更新 2023/03/03)

編集部 モティ

編集部 モティ

編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB

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北欧雑貨&グルメはこちら マーケットホール&ヴァイキングホール

駐車場からエントランスロードを歩いていくと見えてくるのがマーケットホール&ヴァイキングホール。

目の前には雄大な宮沢湖が、その向こうには豊かな森が広がります。

その景色は「森と湖の国」といわれるフィンランドのイメージそのもの!

「メッツァ」は、もともとあった宮沢湖畔の風景をなるべく残すように開発が進められたそうです。

■マーケットホール1F(カフェと食品フロア)

地方創生も「メッツァ」が目指すことのひとつ。
マーケットホールの1Fでは地元・埼玉の銘菓や食品、産直野菜などが購入できます。

埼玉県民にはおなじみのサイボクハムも「SAIBOKU」として登場。

お土産用のウインナー詰め合わせ(1500円)の他、ウインナーカップ(400円)などのグリルメニューが味わえます。

また、銘菓「五家宝」、川越の芋スイーツ、「北本トマトカレー」などなど、埼玉のお土産が大集合した「Moi Saitama」、狭山茶の新井園本店が手掛ける和スイーツ専門店「武蔵利休」、飯能市で採れた無農薬野菜が並ぶ「ベジタワー」と埼玉の魅力がたっぷりと感じられるお店がたくさん。

その他、チョコレート大国であるフィンランドの有名ショコラ・ブランドがそろう「Chocolat Finland」、北欧の食材を中心にライフスタイルグッズを扱う「LAAVU」など、もちろん北欧がテーマのお店も軒を連ねます。

なかでも「biokia smoothie(ビオキア スムージー)」は、北欧で無農薬栽培されたベリー類を使ったスムージーの専門店。

ベリーのスムージーメニューは、「リンゴンベリースムージー」「ビルベリースムージー」「シーバックソーンベリースムージー」「クランベリースムージー」の4種類(各680円)。

クランベリー以外あまり聞き馴染みのないベリーたち…。
「実は、かんきつ類などのフルーツがあまり採れない北欧諸国では、ベリー類でビタミンなどを補う習慣があります」と教えてくれたのは、マネージャーでJSAスーパーフードマイスターの肩書きを持つ森瀬さん。

さらに、白夜の季節は夜間でも太陽からの紫外線が降り注ぎます。

その紫外線から身を守るため、北欧のベリー類はポリフェノール成分(アントシアニン)などの含有量が豊富になるのだそう。

「biokia」は、北欧諸国の人々にとって欠かせないベリー類のパウダーやジュースを扱うフィンランドのメーカー。

その商品を使ったスムージーが飲めるのは、世界でもココだけなんです!

リンゴンベリーは「飲む化粧品」といわれ、腸内環境を整えるプロアントシアニジンが豊富。
ビルベリーはブルーベリーの一種で濃厚な味わい、クランベリーは「魔法の媚薬」の異名があるそう。

そんななかで筆者が選んだのは、シーバックソーンベリーのスムージー。
最強の抗酸化作用を持つとのことで、この夏にシミをたくさんこさえた私にぴったり!

ベリーといえば赤や紫のイメージが強いですが、鮮やかなイエローがまぶしいですね。

甘さ控えめで酸味が強め。でもあと味すっきりでとっても飲みやすかったですよ!

■マーケットホール2F(北欧ブランドセレクトショップフロア)

北欧好きにはたまらないラインナップを誇るのがこちらのフロア。
店名がそのものズバリな「北欧雑貨」には、「iitala」「ARABIA」「ROYAL COPENHAGEN」「marimekko」といったおなじみのものから日本初上陸を含む気鋭のブランドまでが大集結。

ファブリックから食器や雑貨、ステーショナリーやアクセサリー、家具など多彩なアイテムがそろいます。

フィンランド発ライフスタイルショップ「TRE」は待望の日本初出店。

デザイン性の高いアクセサリーやアパレル、インテリア雑貨などを扱う現地でも大人気のお店で、北欧の最新デザインに触れられます。

■ヴァイキングホール1F(レストラン棟)

「マーケットホール」と連絡通路で行き来ができる「ヴァイキングホール」には、北欧のカフェから地元食材を使ったレストランなどおいしいものがいっぱいです。

1Fにはレストランが3軒。
・契約農家が作るトマトを丸ごと使ったメッツァ限定メニューが楽しめる「農家が作るtomateria GOTO」
・地産地消にこだわった厳選素材を使用するハンバーグ専門店「ハンバーグの時間」
・「レジャー施設に行くとラーメンが食べたくなるよね!」ということで有名店の「らーめんAFURI」
どのお店も「メッツァ」のコンセプトや取り巻く環境に共感して出店したそうです!

同フロアにはカフェやスイーツも。

アイスブルーを貴重にしたかわいらしい店構えの「ONE MORE BITE」では、焼き菓子やソフトクリームを提供。

店頭に並ぶ焼き菓子は、お土産にも喜ばれそう。

これらの焼き菓子は、各地の有名パティシエ監修のもと福祉施設で作られたもの。

見た目や味の魅力的な商品を作り、それを手にすることで福祉について知るきっかけになってほしいと社会福祉士でもあるスタッフの船谷さんは語ります。
「サプライズは人の心を変える」という言葉が印象的でした。

熊本県「シリカファーム」のソフトクリーム(400円税別)はチョコをプラスすることも可能(500円税別)。
さらに焼き菓子などをトッピングしたメニューが「ワンモアバイト」(700円税別)、「ツーモアバイト」(800円税別)、「ギルティプレジャー」(1,000円税別)の3種類。

私は一番大きなギルティプレジャーをチョイスしました!

ワッフルコーンのカップに、チョコフィナンシェがオン。
さらにウエハースやチョコパール、アーモンドやレインボースプレーなどのトッピングが4つ選べます。

 

大きくてなかなかのボリュームでしたが、ソフトクリームの甘さがしつこくなく、トッピングもいいアクセントに♪
あっという間に完食しちゃいました。

また、お隣の「ロバーツコーヒー」はフィンランド発のコーヒーショップで関東初進出のお店。

フィンランドは世界でも有数のコーヒー消費国だそうですよ。

北欧直輸入の焙煎豆を使ったコーヒー類は、カフェラテ(ショート390円~)などの定番に加え、デザートのような味わいの「スイートラテ」も用意。

なかでも、オススメは「ミントチョコレートラテ」(ショート420円)とのことです!

本場のレシピを再現したシナモンロールも扱っているので、コーヒーと一緒にぜひご賞味ください♪

■ヴァイキングホール2F(レストラン棟)

「ヴァイキングホール」の2Fには、スモーブローレストランの「LAGOM」があります。
スモーブローとは、デンマークの伝統料理でいわゆる「オープンサンド」です。

「日替わりスモーブロー」「サーモンのスモーブロー」「お肉のスモーブロー」に加え、パイ生地にミルク粥をのせて焼いたフィンランドの国民食「カルヤランピーラッカ」が常時並びます。

ランチメニューは1800円のセットが用意されています。
内容は、
・日替わりスモーブロー
・サーモンorお肉のスモーブローorカルヤランピーラッカから1種
・お好きなドリンク
・スープ
・ポテト
となっています。

こんな風にボックスでの提供になるので、店内で食べるのはもちろん、外に持ち出して湖のほとりでのんびり食べるのもOK!

こちらでは、「湖畔で読書」という贅沢な時間を過ごして欲しいと、電子書籍リーダーやタブレットなどのAmazon端末の無料貸し出しも行っています。

「生涯学習」がテーマのワークショップスペースカヌー作りに挑戦できる工房も

マーケットホールを出て、さらにパーク内を歩くと見えてくるのが、ワークショップスペースの「クラフト ビブリオテック」

北欧の国々ではメジャーである「生涯学習」をイメージして、毎日さまざまなワークショップを開催していくそうです。

なかには予約優先のワークショップもあるので、来場前にHPのワークショップページをチェックするのがオススメです。

さらにその先にあるのがカヌー工房の「ソグベルク」

ここでは、世界に一つのオリジナルカヌーを作ることができます。
だいたいの目安として延べ日数30日間で完成するとのこと。それだけでも制作者の本気度が問われますね…。

カヌー作りを教えてくれるのは、名栗湖でもカヌー工房を運営している山田さん。
木で彫刻を製作するアーティストの顔も持っています!

山田さんの後ろに見えるのがカヌーの骨組み。
これに1枚1枚スライスした木の板を張り付けていきます。木材はすべて、飯能エリアの特産である「西川材」を使用。
しなやかな西川材は、カヌー作りに適しているのだとか。
西川材についてはこちらの記事でも紹介しています。

木材を全て張り合わせた後、ヤスリで滑らかにし、FRP(繊維強化プラスチック)コーティングを施して完成。

「普通に作れば20日あれば十分なんだけど、みんな作り始めるとこだわりが出てきて…。
特にヤスリがけに時間をかけるんだよね」と山田さん。

製作したカヌーは自宅に持ち帰ってもよし、工房で保管するのもよし(有料)。
実際に宮沢湖に浮かべてクルージングを楽しむことももちろん可能です。

まさに「大人の趣味」ですね~。

北欧のおもちゃ・バードコール作成(500円)や北欧のスープカップ「ククサ」キット(1500円~)など手軽にできるワークショップも行っているので、カヌーをいきなり作るのは…という方はまずはこちらから挑戦するのはいかがでしょうか?

レンタル用のカヌーもあります(大人2000円(1時間)、小学生1000円、未就学児無料)。

大自然の中でゆったりとカヌーに揺られたら、日常の疲れも癒されますね~。
遠くには、オープンが待たれる「ムーミンバレーパーク」の建造物が見えてさらに期待が膨らみます。

12月はチームラボのイベントも 次世代型テーマパークを目指す

これからイベントもどんどん開催していきたいという「メッツァビレッジ」。
その第一弾としてアート空間の創出で注目される「チームラボ」が手掛けるイベントを12月1日よりスタートします。

「チームラボ 森と湖の光の祭」

宮沢湖と森の豊かな自然を舞台に、光のアートが登場。

開催日時:
2018年12月1日(土)~2019年2月11日(祝・月)
17時30分~21時(20時最終入場)
2019年2月12日(火)~3月3日(日)
18時~21時(20時最終入場)
※事前チケット購入の必要あり→詳細

 

従来のテーマパークは、用意されたアトラクションを受身で楽しむことが多いのですが、「メッツァ」は来場者が自らさまざまな体験をすることで、自分だけのストーリーを綴ることができる場所。
次世代のテーマパークという意味で「テーマパーク2.0」を目指しているそうです。

11月末には、セレクトショップ、アーティストギャラリーの「ピーアパートメント」がメッツァ内にオープン、そして2019年3月には待望の「ムーミンバレーパーク」開業予定と、これからますますパワーアップしていく「メッツァ」。

まだまだ目が離せません!

メッツァビレッジ

場所/埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ

営業時間/10時~21時 
※マーケットホールは20時まで
※イベント等により変更になる可能性あり

定休日/不定休

駐車場/あり ※1日駐車は事前予約。詳細はこちら

アクセス/
【車】狭山日高ICから県道262号線経由5.4km(約12分)
青梅ICから県道218号線経由約11km (約30分)
飯能駅北口から宮沢湖入り口まで約3km(約10分)
【電車・バス】
西武池袋線飯能駅北口から直行バスで13分

(※注釈のないものはすべて税込み価格です)