【千葉ジェッツ】今季の注目選手は誰? チームの様子は? 伊藤俊亮さんが語ります。
昨シーズンまで千葉ジェッツふなばしで選手として活躍していたイートンこと伊藤俊亮さん。
今シーズンからフロントに転身。裏方として千葉ジェッツを見たとき、どのようにうつっているのでしょう?
一番近くで、客観的に見ることができる伊藤さんに注目選手やチームの様子を聞いてきました!!
―――――チームを外から見てどう思いますか?
自分がいたとき、若くて勢いのあるチームに、1人平均年齢上げてるって感じだったんですが(笑)。
外国人選手も若い選手を揃えられたし、新加入の若い選手も増えたので、そういった意味でもさらに若返りしたっていうのがあって、チーム内の雰囲気も若々しくなったなって思います。
――――外国人選手含め、新加入選手が5人増えました。より切磋琢磨してやっているという状況ですか?
チーム内で、全くキャラクターがかぶるという選手はいないんだけど、それまでに請け負っていたポジションと、チーム内の精神的なポジションを今それぞれが模索しながらやっているところだと思います。
うまくそれぞれの担当が決まればすごく面白いものになると思うし、その反面、それをうまくやっていくことがすごく難しいんだろうなと思って見ています。
居場所の面でもポジションの面でも、自分がどこまで担当するのかっていうところが重要になってきますね。
――――今シーズン、キーマンになる選手は誰ですか?
元々いた選手にももちろん頑張ってほしいです。
富樫選手がチームの顔であるべきだと思いますし、原選手、石井選手は千葉の出身ということで、一生懸命やってほしいです。実際、千葉を背負ってやっていますしね。
小野選手はキャプテンとして引き続き引っ張っていってくれると思います。
新加入でいうと田口選手。もっと田口選手のキャラクターをフロントのほうでもしっかりと打ちだしていかなきゃなって思っています。
プレーのほうでは問題なく力を発揮してくれて結果をとってきてくれると信じています。
シーズンに入ってから、ブースターの皆さんと一緒に田口選手のキャラクターをもっと見付けていきたいと思っています。
話しやすくて、いいキャラクターなんですよ(笑)。
そんなに大きなイベントじゃなかったのですが、イベントでお客さんの質問に答えるコーナーがあって、そうしたら、全員の質問が終わるまで全部聞くって言って、きっちりとどのお客さんに対しても質問に答えていました。
誠実なんです!
誠実でまじめでストイックなのですが、楽しむところを楽しむっていうギャップがすごいおもしろい選手だと思っています。
――――「ちいき新聞web」でも田口選手にインタビューさせていただいたのですが、確かにいろんな側面を持っている選手だなと感じました。一気に田口選手のファンになりました!(そのときの様子がコチラ!)
田口選手、プレー面ではどうですか?
シュートが上手なので、3ポイントはお客さんにみてほしいと思っています。
ただ、それだけではなく要所要所の大事なところでのワンプレーにかなりプライドをもってやっていると思うので、重要な試合を決定付けるワンプレーに注目してください。
それが3ポイントなのかドライブからのシュートなのか…どのプレーっていうよりは、そういったところで本来の力を発揮してくれるのではないかなって思っています。
――――新加入選手のそれぞれの特徴を教えてください。
ジョシュ・ダンカン選手
サイズがそこまで大きくないと思っていたのですが、腕も長く幅もあります。インサイドで活躍してくれそうですね。
器用なシュートを打てて、シュートタッチとかいいものを持っているので、それを3ポイントまで広げることができると期待しています。
性格は、まじめにちゃんと話してくれるタイプです。
表情がそんなにないのですが笑うとかわいいですよ(笑)。
大宮宏正選手
身長が2mくらいある中で、スピードがあってシュートタッチがやわらかくて、リバウンドもとってくる…なんでもやります。
精神面でも、ふざけるのもできるし、まじめなこともできるし、根からくるしっかりしたところもあるし、めちゃくちゃおしゃべりだし(笑)。こちらでもなんでもやります(笑)!
ムードメーカーですね!!
藤永佳昭選手
かわいいですね!!非常にかわいいです!!
何かやらせると恥ずかしながらやるところがかわいい、でも結局やるのかよって(笑)。
ですが、プレーではタフなんです。
PG(ポイントガード)なのですが、PGの姿、プレッシャーをかけて戦っている姿をみて他の選手たちの士気が上がっていくんです。
オフェンスでもかなりハンドリングが上手で、視野もとても広い選手なので観ていて面白い選手だと思いますよ。
トレイ・ジョーンズ選手
本物のTHEバスケットボール選手という選手がきたなって思っています!
体の使い方、ボディバランス、シュートタッチ、意志の強さ…一線でやってきた選手がそのまま来たという感じです。
公開 2018/09/26
目次
これは確実にジェッツの力になると思います!
顔もかっこいいし紳士ですよ!
―――――やはり、5人の加入でチームの雰囲気かわりましたか?
そうですね。チームの顔としてずっとやってきた選手たちがいるので、どうやって迎えいれるかっていうところなのですが、僕が新しく入ったときもすんなり受け入れてもらえて、そういう体制がジェッツにはできているんです。
そこが強みでもあるので、これからもっとコミュニケーションが取れるようになってくれば、ラインナップが何パターンもできるくらい面白いチームになっていくと思います。
今年は平日の試合も増えてくるので、ずっとメンバー固定してっていうのが難しくなってくると思います。
相手チームによって選手を使い分けて戦っていくのではないかなと思います。そうなるとより面白いですね。
―――――本当に楽しみですね。選手層が薄いとそこまでのことはできないと思うので、千葉ジェッツの特徴になるといいですね。新しい千葉ジェッツに期待も高まりますが、伊藤さんから見た今までの千葉ジェッツの中のベストプレーは?
富樫選手の“また抜き”のパスが好きでした。
練習中もよくやっていたのですが、好きですね。
あとは、小野選手のポストアップ!
小野選手のポストアップは、お客さんが楽しんでもらうためのチームの一つのコンテンツとなっていけばいいと思っています。
―――――今シーズンの富樫選手はどうですか?
代表活動でパワーを割かれているのでチームのほうで見る機会がまだ少ないですけど、コンディションはできていますし、どんな状況でもやれるっていうのが強みでもあるので、心配はしていないです。
シーズン中にしっかり合わせてくるんだろうなって思っています。
勇樹の出来がチームの出来を左右するっていうのはあるので…。
それでも、途中で代表の準備も入ってくると思うので、チームでバックアップしながら、フォローしながらやっていければいいと思っています。
―――――昨シーズンの終わりに、富樫選手にインタビューさせていただいたときにシュートまでもっていくときのプレッシャーに強くなってきたとおっしゃっていたのですが、実際そばで見ていてそのように感じられますか?(そのときの様子はコチラ!)
練習中からしっかりとしたメンバーが揃っているので、練習でそれをできているのが一つチームの強みとしてありますね。
外国人選手がいて、マッチアップする選手がちゃんといる中でやっているので、日々鍛錬することが可能になってきていると思います。
―――――選手層は千葉ジェッツの強みですね。外国籍選手とのコミュニケーションはどのようにとっているんですか?
僕はずっと英語でやっていたんですけど、英語でちゃんとしゃべれるのは、勇樹くらいですかね。
通訳の人も新しく入ってきたのでコミュニケーションもうまくとれてます。
アシスタントコーチもアメリカ人なので外国籍選手同士のコミュニケーションもうまく取れています。
おだやかな人で日本の選手にもちゃんとアドバイスしてくれたり、バスケ以外のことも話してくれたりするので、英語がしゃべれるしゃべれないに関わらず、外国籍選手、日本人選手でへだたりがあるような感じではありません。
―――――そうなんですね! チームの雰囲気が良さそうなのが伝わってきますね。試合前って皆さんどんな話してるんですか?
他愛のない話をしてますね。試合直前は全然関係ない話をしてます。
ハーフタイム今日誰がでるとか、この前ベッド買ったとか(笑)。
―――――皆さん緊張してるっていう感じじゃないんですね?
人にもよりますね、1人で集中している選手もいますよ。
――――――いろいろな個性の選手が集まっているというところですね。ジェッツの中で一番モテる選手は誰ですか?
小野選手はもてますね。
あとは、西村選手、富樫選手で割るかたちになるんじゃないですかね。
ただ、モテるというかバスケの選手は基本でかすぎるんですよ(笑)。
でかすぎて一緒に立つのが怖いって言われるんですよ~。
原選手はかわいい枠です。
若い子に人気があります。「原ちゃん今日もやばい!」って若い子たちによく言われてます。
―――――最後に、今の伊藤さんの立場からブースターへのメッセージをお願いします。
Bリーグが開幕して3年目。2年間やってきたことを持って、リーグ自体を大きくしていかなきゃならないと思います。
3年目のジンクスなんて言葉もありますし。
もちろん上がったり下がったりはあると思いますが、これからもう一つ大きくなっていくために正念場かなっていうのはあります。
そんな中、ジェッツに関して言えば、自由席をかなりしぼって、会場のほとんどを指定席にすることで増額のお願いをしている状況です。
それと同時にリーグ運営のほうの話になるのですが、シーズン終了後に日本代表の大会があるので、平日開催の提案も発表されていますが、それも含めてぎゅっと期間を縮めて開催するシーズンになります。
自分の立場からいうのはなんですが、代表が全力で戦えるように、バスケット界全体で応援し、盛り上げていくためにも皆さんにはご理解いただきたいです。
状況が状況なのでお願いしづらいのですが、それをお願いしなければならないので、自分達はシーズン中、皆さんにもっと楽しんでもらえるようにしないといけないと思っています。
開幕も差し迫ってきているので、ものすごく楽しくなるよう、いろんな新しいことをやっていきます。
いろんな楽しみ方を皆さんで見付けていっていただきたいなと思っています。ブースターの方が増えるきっかけになればいいなと思っています。どうぞよろしくお願いします!!
選手からフロントに転身したイートンの現在は?
(ちいき新聞 9月28日号 千葉ジェッツ特集より)
フロントに転身して約2カ月、初めはスーツに慣れなかったのですが、だいぶなじんできました。選手のことをよく知っている自分が、選手と社内をうまくつなげていければいいなと思っています。
今は「営業・広報・MDの事業部長」という肩書きを頂き、営業にも回る毎日です。選手からフロントに転身という例はまだ多くはないと思いますが、自分は現役の時からセカンドキャリアについて考えていました。
だから、チームに引退を相談したときにフロント入り希望を伝えたんです。私が新たなステージで頑張ることで、若い選手たちが将来の選択肢の一つとしてイメージしてくれたらいいですね。
(生活の変化について尋ねると)実は、最近全然運動してなくて(笑)。私はバスケという競
技が好きで、チームが好きだったので、仕事として運動していたんですよね。
だから最近子どもにも「パパ最近太ってきた」と言われています(笑)。
フリーペーパー「ちいき新聞」2018年9月28日号の千葉県内エリア(成田版・千葉NT版・佐倉東酒々井版・富里八街版を除く)は、「千葉ジェッツ応援号」となっております。
掲載内容は地域によって多少異なります。
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